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こんにちは。
兼業トレーダーのひろとっちゃです。
この記事は、NY時間のデイトレードに限定した解説記事です。
今回は第5弾として、大きなサイズの波における戻り売りについて解説してみました。
なお、その他のトレード記事は下のリンクから見れますので、興味がある方は後で読んでみてください!
ひとえに戻り売りといっても、波のサイズによってエントリーの考え方は大きく変わります。
戻りが強い場合、中途半端に値ごろ感でエントリーすると含み損がどんどん拡大していきますよね(短期的には逆方向のトレンドが出ているため)。
しかし、大きな流れの方向に順張りしていることもあってバイアスが掛かり損切がしにくく、ずるずると引っ張られて「もう耐えれない!」と損切してから反転するなんて経験は多くの人があるのではないでしょうか。
![雛豆 ひなこ](https://tenku-fx.com/wp-content/uploads/2021/09/5428325aba5b6203d2a12c1d56c2f112.png)
ほんと、私が切ってからじゃないと順方向に動かない!
なんか良いやり方ないのかぁ・・・
せっかく方向感が合っているのに、エントリーのタイミングが悪いと負けてしまうというのがデイトレードの難しいところです。
やるせない気持ちになりますよね。
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ですので、今回は大きな波に順張り(戻り売り)する際のコツについて書いてみました。
参考にして頂けると嬉しいです。
※ここで、大波の定義は5分足チャートで確認できるレベルで考えたときのものです。
トレード準備
トレード解説の前に、トレード条件と環境認識の方法について整理しておきます。
なお、他のトレード解説記事も同様の記載ですのでご容赦願います。
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当ブログ内の他のトレード解説記事をご覧になったことがある方は、チャートが掲載されたページ(←click)まで読み飛ばして頂いて構いません!
トレード条件
では、まずはトレード条件を整理してみます。
- トレード時間:NY時間の午前中 ⇒ 厳密ではなく、日本時間の21~24時あたり。
- 通貨ペア:ポンド円 ⇒ ボラティリティも大きく短期トレンドでも十分に利益が狙える。また、テクニカル分析が効きやすい。
- トレード時間足:5分足 ⇒ 短時間のデイトレードでは効率的な時間足。
- インジケータ:20EMA、MTF-MA(1時間足の20EMA) ⇒ 5分足の波に乗ることが短時間のデイトレードでは最も効率的。
- サポート/レジスタンス:主に1時間足の高安値+鉄板ライン ⇒ レートの反転場所、行先の目途を付けておく上で必要となるライン。
このような感じです。
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中でも重要なのが、この鉄板ラインです。
これは私が勝手にそう呼んでいるラインですが、NY時間のデイトレードで最重要となるラインです。
環境認識の方法
トレードを行う前に必ず行うのが環境認識です。
ここでは、毎回同様に次のことを確認します(ここも他の解説記事と重複しますが、大事なのでご容赦願います)。
①当日の目線(トレンド or レンジ)
②鉄板ラインとの位置関係
③サポート/レジスタンスとチャートの位置関係(長期足の直近高安)
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環境認識って、トレード前の儀式みたいなものだよね?
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そうですね、トレード前には必ず行うよう習慣付けておきましょう!
では、実際のチャートでトレード解説を行っていきます。
トレード解説
トレードの前には必ず環境認識を行う必要があります。
環境認識
【2020年11月27日 ポンド円5分足】
①当日の目線
⇒ 東京時間ではレンジを形成していましたが、ロンドン時間で大きくレンジをブレイクして下落しており、戻りを付けているような状況です。
MTF-MA(1時間足の短期MA)も綺麗な下降を継続させており、明らかな下落相場という認識ができます。
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NY時間で戻り売りが決まり更に安値を更新していくのか、下げ止まって再度レンジ内に戻って揉むような展開になるのか、といった状況です。
素直に下落してくれれば、長期足(1時間程度)の方向に沿って大きな利益が狙えるような相場状況だと思います。
②鉄板ライン(ライン①、②)との位置関係
⇒ 東京時間についてはライン①、②との絡みはなく、ロンドン時間でライン①を明確にブレイクしています。
一方、ライン②までは一気に下落することなく戻されています。
また、戻りはライン①でしっかりと反応して再度下落を試みましたが、安値更新できずにライン①を上抜けています。そして、上抜け後はライン①に支えているような状況です。
細かいですが、俗にいうレジ→サポ転換が起こっていますね。
※この時点で売りポジションを持っていたら、決済を考えるような指標としてこのラインを使うこともできます。
③サポレジ(長期足)との位置関係
⇒ この付近に長期足(1時間足や4時間足)で確認できる目立つ高値・安値はなかったので、長期足チャートは割愛させて頂きます。
このケースでは、5分足だけに集中してトレードできる環境と言えます。
ただし、前述したように短期的な目線は上ですので、このラインに来たから売るという安直な考えは危険です。
短期的にも売れる状況になるまで「待つ」ことが重要かと思います。
これで環境認識が完了です。
環境認識と聞くと、難しく分析することを考える方も多いかと思いますが、この程度で問題ありません。
複雑ではなくシンプルに考えることが大事です!
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では、続いてこれを基にトレード戦略を立てます。
トレード戦略(エントリー&エグジット)
上記で環境認識が出来ましたが、これだけではトレードでは勝ちきれません。
特にデイトレードでは、戦略が非常に重要だからです。
戦略は各個人によって自由ですので「何が正解」というのはありませんが、私ならこう組み立てるというのを以下に書いてみました。みなさんも、一度考えてみてください!
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では、まずは心理から考えてみましょう。
~ 心理 ~
① MTF-MA(1時間足の短期MA)も下降を継続している中で、ロンドン時間の大きな下落からの戻りなので、どこかで売りたい。
② 前述のように、下げ止まった後にライン①を上抜けしているので、すぐには売れない。
※同様に、前日安値かつ東京時間で意識されたラインでも売れない。
③ 大きな流れは明らかに下なので、短期的にも逆張り(ここでは買い)はしたくない。
④ 結局レンジで終わるかもしれないので、戻り売りが入ったのを確認してからは売りたくない(売るのが遅いのでリスクリワードが悪くなる)。
このような心理です。
シンプルに戻り売りを狙いたい局面ですが、波のサイズも大きく戻りも強いため売るための根拠探しが肝となります。
一方で、売るための根拠を待っていたら売り遅れる恐れもあるので、機会損失の観点からも難しい局面と言えます。
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いつ売ったらいいのかなぁ。
まさか、このパターンも例のアレなの?
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毎回のことでもう飽きてしまったかもしれませんが、その通りです。
売りの条件は、ライン①の下抜けとなります。
5分足の実体でライン①を再度下抜ければ、短期的にも目線が下になり売れる条件が揃うことになります。
下落してもライン①で止められ、そこから上昇に転じる可能性も十分にある局面ですので(このラインでのレジ→サポ転換が確認できているため)、ここを抜けるというのが強い根拠となります。
本チャートであれば、ライン②までの距離(=抜き幅)が十分にあるので、ここからでもエントリーは遅くないと判断できます。
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でも、これだと損切が遠くない?
直近の高値だよねぇ?
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確かに、ダウ理論的には直近高値ですね。
ですが今回はライン①を活用しましょう。
今回のケースでは、度々書いていますがライン①が良く効いているので、ここを再び明確に上抜けされた時点で、やや危ない状況となります。
これは、損切を検討してもよい状況ということです。
よって、直近高値に到達する前にライン①は当然超えることになるので、そこまで含み損に耐える必要はないと判断できます。
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なので、こういう時は短期MAの抜けを損切の目安にすると良いです。
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なるほど、それだったらリスクリワードも良いよね。
また、エントリーについてはライン①のブレイクに乗り遅れるという機会損失の恐怖を解消するために、分割エントリーを戦略に入れておくと良いかと思います。
例えば、ライン①の下抜け(確定で)1発、ライン①への戻りで1発、短期MA抜けで損切といったような感じです。
以下、実際のチャートです。
結果、かなり上まで戻りが入って(それも最後の噴き上げはキツイ・・・)、しばらく揉んで下落に転じていますね。
おそらく、適当に戻り売りをした場合は急騰の勢いもあるので厳しいトレードになったのではないかと想像できます。
なお、ライン①を下抜けしてから一度戻りが入り、ライン②にしっかりと到達しています。これはいつも通りの動きですね。
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すこーし、ライン①を上抜けてるけどねw
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ですね。
こういう微妙な場合に対応する意味でも、短期MA抜けでの損切は有効です!
※ただし、今回は「明確な抜け」とは見えない。
NY時間なだけあって、ライン①を下抜けてからの下落はかなり早いです。
波のサイズが大きい相場ではボラティリティは出やすいので、エントリーが遅すぎるということはなく、条件が整うまで待つことが重要なこととなります(損切も小さくて済む)。
焦って値ごろ感でエントリーして負けるくらいなら、待った結果ノートレードの方がマシだと思います。
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ラインでの反応性と相場の方向感、エントリーのトリガー、ターゲットプライスまでの距離(期待値)をしっかりと理解した上で、トレード戦略を立てることが勝つために必要なことだと思います。
今回は解説のために綺麗なチャートを選定しましたが、この鉄板ラインの傾向は他でも頻繁に見られます。
反発するゾーンだけでなく目的地の目安が分かるので安心してトレードができるようになります(リスクリワードも非常に考えやすいです)。
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このような感じで、この鉄板ラインを使い環境認識しトレード戦略を組み立てるとチャートがとてもシンプルに見えるので、是非オススメです!
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