こんにちは。
兼業トレーダーのひろとっちゃです。
この記事は、NY時間のデイトレードに限定した解説記事です。
今回は第3弾として、順張り王道スタイルの押し目買いトレードについて解説してみました。
なお、その他のトレード記事は下のリンクから見れますので、興味がある方は後で読んでみてください!
みなさんは、押し目買い(もしくは戻り売り)が得意でしょうか。
上昇トレンドが形成されている中で、ある程度レートが落ちてきたら買う手法ですが、上手く流れに乗ることは簡単ではないですよね。
この記事では、押し目買いするときのポイント(根拠)について解説していますので参考にしてみてください。
※ここで、順張りの定義はあくまで5分足レベルで考えたときのものです。
トレード準備
トレード解説の前に、トレード条件と環境認識の方法について整理しておきます。
なお、他のトレード解説記事も同様の記載ですのでご容赦願います。
当ブログ内の他のトレード解説記事をご覧になったことがある方は、チャートが掲載されたページ(←click)まで読み飛ばして頂いて構いません!
トレード条件
では、まずはトレード条件を整理してみます。
- トレード時間:NY時間の午前中 ⇒ 厳密ではなく、日本時間の21~24時あたり。
- 通貨ペア:ポンド円 ⇒ ボラティリティも大きく短期トレンドでも十分に利益が狙える。また、テクニカル分析が効きやすい。
- トレード時間足:5分足 ⇒ 短時間のデイトレードでは効率的な時間足。
- インジケータ:20EMA、MTF-MA(1時間足の20EMA) ⇒ 5分足の波に乗ることが短時間のデイトレードでは最も効率的。
- サポート/レジスタンス:主に1時間足の高安値+鉄板ライン ⇒ レートの反転場所、行先の目途を付けておく上で必要となるライン。
このような感じです。
中でも重要なのが、この鉄板ラインです。
これは私が勝手にそう呼んでいるラインですが、NY時間のデイトレードで最重要となるラインです。
環境認識の方法
トレードを行う前に必ず行うのが環境認識です。
ここでは、毎回同様に次のことを確認します(ここも他の解説記事と重複しますが、大事なのでご容赦願います)。
①当日の目線(トレンド or レンジ)
②鉄板ラインとの位置関係
③サポート/レジスタンスとチャートの位置関係(長期足の直近高安)
環境認識って、トレード前の儀式みたいなものだよね?
そうですね、トレード前には必ず行うよう習慣付けておきましょう!
では、実際のチャートでトレード解説を行っていきます。
トレード解説
トレードの前には必ず環境認識を行う必要があります。
環境認識
【2021年3月4日 ポンド円5分足】
①当日の目線
⇒ 早い時間に安値を切り上げ、上昇に転じています。
長期足のMA(MTF-MA)も右肩上がりになり、そこへ押し目が入り再度上昇しています。
NY時間から更に上げるのか、それともレンジになるのかといった状況ですが、流れは上方向でよいと思います。
②鉄板ライン(ライン①~③)との位置関係
⇒ 上昇に転じた後、見事に上ヒゲを付けてライン①で止まっていますね。
これだけ明確に反応していれば、誰が見ても意識されているライン(ゾーン)だということが分かります。
③サポレジ(長期足)との位置関係
⇒ 遥か上の方ですが、ライン②とライン③の間に1時間足レベルの直近高値があります。
上記で説明したライン①を上にブレイクしていけば、これらのラインと共にターゲットプライス(=利確の目安)として意識されるポイントだと思います。
長期足についても、こういった目立つラインは必ず意識するってことね!
これで環境認識が完了です。
環境認識と聞くと、難しく分析することを考える方も多いかと思いますが、この程度で問題ありません。
複雑ではなくシンプルに考えることが大事です!
では、続いてこれを基にトレード戦略を立てます。
トレード戦略(エントリー&エグジット)
上記で環境認識が出来ましたが、これだけではトレードでは勝ちきれません。
特にデイトレードでは、戦略が非常に重要だからです。
戦略は各個人によって自由ですので「何が正解」というのはありませんが、私ならこう組み立てるというのを以下に書いてみました。
みなさんも、一度考えてみてください!
では、まずは心理からかんがえてみましょう。
~ 心理 ~
① 底堅くなり上昇の流れができているので、買いで攻めたい。
② できれば押し目で有利な位置から買いポジションを取りたいが、直近はやや揉んでいて上昇の流れがライン①で止められており(それも明確な上ヒゲ)、上がる根拠もないので適当には買えない。
③ ライン①を一気にブレイクされると、高値掴みしそうで買いたくない。
④ かといって、ライン①での上ヒゲだけを信じて転換と予想し適当に売るのも、さすがに怖い。
このような心理です。
要するに、なんにもできないわけですが、機会損失が怖いので迷いが生まれる状態とも言えます。
まず大前提として、このチャートでは買いたいので、どうなったら根拠をもって買えるか?ということにフォーカスします。
すると、根拠をもって買えるタイミングは、「ライン①を5分足レベルで明確に上抜けてから」ということになりますね。
それも、抜け後の押し目=ライン①への押し目を待ちたくないでしょうか。
これはレジサポ転換の考えですね。
上記の心理③で書きましたが、ブレイク後はたしかにエントリーしにくいです。
機会損失の恐怖もあります。
こんなときは、分割エントリーをするんだよね!
つまり、ライン①を明確に抜けた時点でとりあえず打診で1発買う。
そのまま伸びれば、それは勝ちなのでOK!
そして、本来エントリーしたかった根拠のあるポイント=ライン①まで押しが入れば、もう1発を買うという戦略です。
以下、実際のチャートです。
その後、前回高値であるヒゲ先を目指して上昇の流れが継続し、ライン①で再度止められましたが次のトライで上抜けしています。
この時点で、もう流れは完全に上だという根拠が揃い、次のライン②を目指すことになります。
結果、「いつも通り(当然のように)吸い寄せられるように」ターゲットであるライン②に到達しています。
先のエントリーであれば、このあたりで利確するのが無難といったところです。
でた!力学的な話!
でも、本当にそうなるケース多いなぁ。
実際はこのライン②もブレイクし、ライン③まで到達しています。
そしてライン③到達後は、わざとらしく上ヒゲをつけて下落しています。
やはり、これらのラインが明らかに意識されていることが分かりますね。
各ターゲットラインで分割決済をすれば、その後のラインに対するレートの反応(突破するか否か)に応じて利益の最大化も狙えると思います。
行き先(ターゲット)が事前に分かっているだけで、「トレードの質」はずいぶん良くなりますよね。
今回は解説のために綺麗なチャートを選定しましたが、この鉄板ラインの傾向は他でも頻繁に見られます。
反発するゾーンだけでなく目的地の目安が分かるので安心してトレードができるようになります(リスクリワードも非常に考えやすいです)。
このような感じで、この鉄板ラインを使い環境認識しトレード戦略を組み立てるとチャートがとてもシンプルに見えるので、是非オススメです!
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