こんにちは。
兼業トレーダーのひろとっちゃです。
みなさんは、トレードするときにマルチタイムフレーム分析を行っていますか?
FX兼業トレーダーの方々は、本業の仕事があるので殆どがデイトレードをメインにしていると思いますが、時間も限られているためマルチタイムフレーム分析は大変ですよね。
色々な本やブログを読むと、当然のように複数時間足での分析の必要性が書かれていますが、トレード条件(特に時間)に縛りがある兼業トレーダーは、一体どこまで深く分析すれば良いのか疑問が残るのではないでしょうか。
マルチタイムフレーム分析は意味ない、いらないと考えているトレーダーも多いのではないかと思います。
マルチタイムフレーム分析は意味ないの?
まず最初に断っておきたいこととして、マルチタイムフレーム分析が「いるかいらないか」と言えば、それは「いる」と思います。
当然、少なからず多角的な根拠が積み上がるのでトレードの精度は上がると考えられるからです。
さすがに、意味ないわけないよね。
ということは、結論は必要ってことで終わり?
いいえ、そうではありませんよ。
問題は「その分析のレベル」になってきます。
冒頭でも述べましたが、やはり時間に限りがある兼業トレーダーの方は分析に費やせる時間が圧倒的に少ないので、多くのことを分析するのには限界がありますよね。
複数の時間足を組み合わせて、かつ複数の通貨ペア、そして複数の分析方法・・・これは大変です。
デイトレードを行っている兼業トレーダーの方にとって、タイムリーにチャートが形成されていく中で全てを完璧に分析するのは不可能に近いと思います。
でも、マルチタイムフレーム分析しないと勝てないんでしょ?
そんなことはありませんよ!
要するに、必要な分析だけ行えば良いわけです。
ここから以下、デイトレード(保有は長くても3時間程度)に焦点を当てて書いていきますが、デイトレードにおいては長期足の分析はそれほど大きな影響がないと考えています。
ここで長期足とは、1時間足以上の時間足としておきます。
その理由は、デイトレードではあくまで直近の動き(または当日の動き)が非常に重要になってくるからです。
正直、4時間足の方向やらトレンドやら、短期間の勝負であればどうでもいいのです。
そんな簡単なことで本当にいいのかな・・・
おそらく不安に思う方も多いと思いますが、事実、私も(また私のトレード仲間も)このような分析で問題なくトレードを続けられています。
確かに、大衆意見で必要とされているマルチタイムフレーム分析ですが、デイトレードで考えればデメリットもあるのです。
一方で、短期足(ここではデイトレードで使う5分足)だけでトレードするメリットもしっかりとあります。
これらについて、今から説明していこうと思いますので、少し視点を変えて考えてみてください。
マルチタイムフレーム分析のデメリット
ここでは、デイトレードにおけるマルチタイムフレーム分析のデメリットについて書いてみます。
なお、メリットについてはトレードの精度が上がることに違いはないと思うので割愛させて頂きます。
デメリットかぁ。
時間が掛かるとか?面倒とか?頭が混乱するとか?
結論から言うと、それは「長期足の方向にバイアス」が掛かるということです。
※バイアスとは思考の偏り、先入観という意味です。
一般的なマルチタイムフレーム分析というと、長期足(1時間足や4時間足)で相場の流れを確認し、例えばトレンド相場なら押し目や戻りで短い時間足(5分足や15分足)に切り替えて・・・といった感じで複数時間軸を組み合わせるかと思います。
ですが、その長期足の方向というバイアスが掛かり、損切が遅れるといったような事象が発生します。
つまり、デイトレードで数分から3時間程度しかポジションを保有するつもりはないのに、含み損(短期足では損切条件)になっても長期足のトレンド方向にポジションを保有しているので切るに切れず、損が膨らんでいくということです。
他にも、5分足ではエントリーの条件が整ってないのに「すぐにトレードしたい」が故に長期足だけを見て(感覚的に)デイトレードをしてしまうことも、長期足を分析するデメリットに成り得ます。
これはトレードスタイルが迷走している状態です。
なるほどねぇ、バイアスか!
マルチタイムフレーム分析するのも気を付けないとだね!
5分足だけトレードのメリット
上記でマルチタイムフレーム分析のデメリットを書いてみましたが、当然、5分足だけ見てトレードするのにもデメリットはあります。
これは容易に想像できますが、まさに「木を見て森を見ず」状態です。
長期足の目立つ高安値といった強いサポレジ付近では、短期足の動きは複雑になりやすいので(売り買いの攻防が激しいため)、トレードが難しくなります。
なので、1時間足か4時間足で見える直近の高安値か、当日の高安値との位置関係だけは押さえておく必要があるというわけです。
一方、メリットとしては長期足のバイアスが掛からないので「迷わない」ということがあります。
当日の動き方、直近の細かい動き方に注目すれば良いので、エントリーや損切の判断が比較的容易になります。
デイトレードは長くても3時間くらいの保有だから、5分足のひと伸びを獲れれば十分だもんね!
また、5分足であればチャートサンプルが豊富なので、値動きのパターンや通貨ごとの癖、時間帯ごとの特徴など、相場分析をたくさん行うことができます。
これも大きなメリットだと思います。
このように考えていくと、お互いにメリット・デメリットがあるので、分析やトレードスタイルに対する考え方を見直してみると良いかもしれませんね。
繰り返しですが、時間軸の混同は非常に危険ですので注意してください!
5分足だけトレードの勝ち方
最後に、「5分足だけトレード」の勝ち方について紹介したいと思います。
当ブログのオリジナル無料特典にて、チャートの読み方・戦略が劇的に変わるトレード手法(5分足)を公開しています。
参考になるかと思うので、気になる方は下のリンクから読んでみてください。
まとめ
- マルチタイムフレーム分析が『意味ない』ということはないが、バイアスが掛かるためデイトレードであれば長期足の高安値確認だけでも十分。
- マルチタイムフレーム分析、5分足だけのトレードでは共にメリット/デメリットはあるので、分析やトレードスタイルに対する考え方を見直すのは有効。
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