FXをやっていると、必ず含み損を抱えることがありますよね。
私は何度経験しても、良い気持ちはしないです。
そんなとき、みなさんはどうしていますか?何か対処法はあるでしょうか?
トレードをやっていく上で、100%避けては通れない含み損ですが、その損ときちんと向き合っていかなければ、マーケットでトータルで勝つことは難しいですよね。
含み損への選択肢
まず結論を書く前に、含み損を抱えた時の選択肢について整理してみたいと思います。
※すべて成り行きで損切する方も当然いますが、それは熟練者やポジションを狙われるくらいの大口トレーダー向けかと思いますので、ここでは考えないこととします。
この場合、含み損のときの選択肢は次の3つになるかと思います。
- 損切ラインまでは、ナンピンをしてトータルでプラスになるまで耐える
- 含み損が嫌すぎて、すぐに損切する
- 損切ラインに掛かるまで、何もしない(当然、利確はします)
ふむふむ。
それで、どれが正しいの?
どれを選択するかは人により違うので、どれが正解とかはないと思います。
含み損への対応は、自分の性格にも合わせて決めるのが良いです。
最初は色々試してみて、メンタル的に安定する方法を選択すべきかと思います。
含み損の対処法と注意事項
それでは、上記に書いた3つの選択肢について、注意事項などの考えを書いていきます。
ナンピンで耐える
これは一見すると悪そうですが、明確にルールに織り込んでいるなら良いと思います(当然、ルールを守る前提です)。
例えば、分割エントリーやナンピンの回数、ロット等を明確に決めて、『全ての損』を許容内にトレードすれば問題ないです。
どういうこと?
ポジションが増えることで管理が複雑になり、損が拡大すると精神も崩れていくので、ルール違反をしてしまう恐れがあります。
結果、損切をずらしたり、更にナンピンを増やすなどして、最後は大損します。
損が膨らみ過ぎて投げやりな気持ちになると、もう退場はすぐそこです。
このナンピン手法はトレードの勝率が上がるので、有効な手段です。
メンタルコントロールに完璧の自信があれば(ルールを守れれば)、やっても問題ないと思います。
すぐに損切する
まず、すぐに損切するという行為は、トレードにおいて悪いことではありません(損切をずらす行為と比べた場合)。
ただし、これは自分の損切ラインを信じ切れていない状態ですので、良い行動とも言い難いと思います。
含み損になると、不安なんだもん・・・
エントリー前は冷静に損切ラインを設定できていたのに、そのラインを信じれなくなると、もうポジションを保有できませんよね。
※損切貧乏という言葉もあるので、むやみやたらに損切するのは得策ではありませんね。
中途半端に損切をして、当初のラインを守っていれば利益が出ていたのに・・・となると、先ほど書いたようにメンタルが揺らぎ、崩壊に繋がる可能性もあります。
含み損に振り回されず、あくまでルール通りに(良い意味で頑固に)トレードするのが無難だと思います。
何もしない
やはり初心者の方には、この『何もしない』が1番オススメかなと思います(当然、利確はしてくださいね)。
含み損の時でも、自分の損切ラインに掛かるまではジタバタせず、どっしり構えておくのが良いと思います。
まぁ、これが楽だけど・・・
明らかにダメそうな時もあるよ?
自信があるなら損切しても良いです。
でも、その後どう動いても、冷静さを保ってくださいね。
しかし、こういう小さな積み重ねが(心の葛藤が)、やがて破産のトリガーになるかもしれません。
誰もが損は嫌で、どうにか『上手く=合理的に』対処しようとして、ルールを守れず最後は負けてしまいます。
ここがFXの難しい所だと思います。
この『合理性の追求』という発想が人間の本能なので、特に初心者の方は逆を意識した方が良いと考えています。
以上、それぞれの注意事項などを書いてみました。
含み損にソワソワする必要はありません。
そういう方は、トータル思考を持つ必要があります(トレードを確率論で考える)。
とは言っても・・・
なんか良い方法ないの?
私が損切するときに思うことを紹介しますので、参考にしてみてください。
何かの本に書いてあったかもしれませんが・・・
これはあくまで、ルールが明確に決まっている前提でのことです。
ルールが曖昧だとこの思考はただの現実逃避になってしまうので、注意してくださいね。
まとめ
- 含み損の対処法は様々あるが、初心者の方には『何もしない』がオススメ
- 上手く(合理的に)対処しようする心理は大損に繋がる可能性もあるので、トータル思考で考えて損切を受け入れる
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