こんにちは。
兼業トレーダーのひろとっちゃです。
みなさんはニューヨーク時間(NY時間)のトレードについて、どのような印象を持っていますか?
値動きが荒い、指標や要人発言等があって流れが変わる等々、難しいとされる理由は挙げればいくつもあると思います。
こんなNY時間ですが、個人的には「有利な時間」だと思っています。
おそらく、この記事を読んで頂いている方の殆どは兼業(サラリーマン)トレーダーの方だと思いますが、NY時間で上手く利益を上げられたら理想ですよね。
NY時間の特徴
はじめに、NY時間トレードの特徴について簡単に整理してみます。
これは色々な記事や本に書かれているかと思いますが、一度おさらいしてみましょう。
【NY時間の特徴】
- 経済指標が多い。それも、レートが大きく動くものが集中している。
- 予定のない要人発言で、訳も分からず大きく動く。
- ボラティリティの大きさ故、エントリーが怖い。また、損切が遅れると(素直に切ればいいのですが)大損に繋がるリスクが高い。
- ヘッジファンド、大口トレーダーによる仕掛けで急騰・急落が頻繁に起こる(ストップ狩り)。
- トレンドがどこまでも伸びる。結果、逆ポジションを持っていると巻き込まれて大損する(これも、素直に損切ができれば問題はないですが)。
- トレンドを転換させて逆方向に新たにトレンドを作る。結果、教科書に書いてあるような基本の押し目買い、戻り売りをしてるの普通に負ける(それも、逆方向にかなり伸びて取り返しがつかなくなる)。
まだあるかもしれませんが、大体こんな感じかと思います。
こう整理してみると、難しいとされる要因が盛沢山で、私も苦い思い出がとても多いです・・・
・・・分かる!
なんでいつも意地悪ばっかりすんの?ってなる!
とはいっても、兼業トレーダーとしてNY時間を主戦場にする限り、これらの特徴から逃れることはできませんよね。
この難しい状況の中で勝てる方法を考えないといけない!ということが、兼業トレーダーにとって「FXで成功する鍵」といっても過言ではありません。
しかし、これは当然簡単なことではないので、思考を深堀しトライ&エラーを繰り返していく必要があります。
なんか上手く言ってるようだけど、そんな抽象論はいいから早くNY時間が有利な理由を教えてよ!
そうですよね。
これから説明していきますので、焦らずじっくり行きましょう。
NY時間が有利な理由~東京・ロンドン時間との比較~
ここでは、NY時間が「デイトレードにおける有利な時間帯」である理由を説明したいと思います。
そこで、各主要マーケットにおける特徴と比べて説明してみます。
方向感が定まらない東京時間
日本時間の早朝は割愛するとして、その日のはじめの流れを作るのが東京時間です。
円の取引が盛んに行われますが、市場規模の大きさからボラティリティは比較的小さく、強いトレンドといった方向感がでにくいのが特徴です。
その日の動き方が分からないから様子見って印象!
まぁ、私は仕事でこの時間にトレードできないんだけどね。
そうですね。
値動きはゆっくりで落ち着いていますが、方向感が定まらないので個人的には戦いにくいと感じています。
乱高下するロンドン時間
ロンドン時間では欧州勢が参入してきて、東京時間で形成した流れを一気に変える力があります。
特にポンドとユーロが中心となって売買され、新しいトレンドを形成してその日の方向性を決める時間と言えます。
ただし、ブレイクアウトのだましもありますし、トレンドが出るとも限りません。
当然、十分なボラティリティがでるかも分からず、相場に振り回されることが多い(素直じゃない)印象があります。
ロンドン時間を踏襲するNY時間(NY時間が有利な理由)
ようやくNY時間の説明です。
NY時間(ここでは主に午前中)はロンドンで形成された流れ(高値・安値)を踏襲して動く特徴があります。
ドルが主役となりますが、全通貨のボラティリティが大きく、前述した様々な事象が発生する厄介な時間帯と言えます。
うん、大体は分かってるよ!
それで、これの何が有利なの?
つまりNY時間は当日の流れ「事実」が分かっており、戦略が立てやすいということです。
トレードとは「事実に基づいた(優位性のある)行動の繰り返し」なので、事実が多いということは非常にメリットだということです。
NY時間の開始時点では、それまでに欧州勢が作り上げた根拠のあるチャートが既に出来上がっているので、それを基にトレード戦略が立てられます。
デイトレードは当日の動きの中で利益を狙うため、「長期よりもその日」の動き方が重要なってきます。
なるほどね。
でも、それ具体的にどんな戦略になるの?
例えば、その日の値動きがレンジだったとします。
この場合、NY時間での動きは、①レンジ内の動き or ②レンジブレイクのいずれかになりますよね。
この考えは、あくまで「欧州勢が作ったチャート」だから成り立ちます。
つまり、そのチャート(または高値・安値)の信頼度が高いということです。
このレンジ相場の例でもう少し踏み込んで考えてみると、前述したNY時間のストップ狩りの特徴を意識して、例えば「当日高値・安値のブレイクで逆張り」なんて方法も有利になるわけです。(もちろんブレイクしたら損切は必須)
実際に、このパータンは非常によく出現します。
このように、当日の流れ(特にロンドン時間の流れ)を引き継いで動くという特徴のあるNY時間では、事実(=根拠)が多く戦略の多様性の観点から、有利と言えるわけです。
デイトレードでは5分足の値動きが肝
ここまで当日の流れが重要ということを書いてきましたが、この「当日の流れ」というのは5分足で判断することが最も適していると考えています。
たしかにマルチタイムフレーム分析も重要ですが、デイトレード(それもNY時間の2,3時間に限ったトレード)においては、5分足の流れが非常に大事だと思っています。
でも、マルチタイムフレーム分析は重要っていろんなとこで聞くよ?
もちろん大事ではあります。
しかし、長期足に順張り・逆張りという思考は時には損切を遅らせ、それが致命傷になることもありますよね。
したがって、ことNY時間に限定したデイトレードでは、エントリー・決済の判断は5分足をメインに行った方が効率的であると考えています。
当日、東京・ロンドン時間で形成した5分足チャートの形のみから、NY時間の戦略を立てられるようになることが非常に重要です。
そのためには毎日チャートと向き合い「NY時間までの流れとその後を分けて見る意識」が必要だと思っています。
同じ思考でチャートを見続けると感覚的な力も向上し、デイトレードをする上でかなりメリットになると思いますので是非試してみてください。
まとめ
- 当日の流れ(事実)が分かっているNY時間では、トレード戦略がシンプルに立てやすく、短期デイトレードには有利である。
- NY時間での戦略をたくさん立てる上で、それまでに形成された5分足の流れとその後の動き方を分けて見る意識を持つことが重要である。
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