今回は、負けトレードの直後に反対方向に売買する『ドテン』について考えてみたいと思います。
まず大前提として、トレードにおいて損切が重要であることは知っていると思いますが、損切後のトレードについてはどのように考えているでしょうか?
いま書いたようにドテンをするか、また、そこでその日のトレードは止めるか、再びチャンスが来ればトレードするか等、色々な選択肢があると思いますが、みなさんはいかがでしょうか。そこで、今回はこの『ドテン』についてフォーカスして考えてみます。
★兼業トレーダーが勝つには、少し『独特な思考』が必要だと私は考えていますが、多くの人は『勘違い』をしています。
※微力ですが、トレード履歴も公開しています。
兼業で本気で勝ちたい方、悩んでいる方は是非、後で読んでみてください。
ドテンの危険性
まず、ドテンをする状況というのは損切の後ですよね。
つまり、多くの人は頭が熱くなっていて、判断力が通常よりも鈍くなっていると思われます。特に、ヒゲで狩られた時のように理不尽に負けたりすると、余計にイライラしますよね・・・。

なんだ、そっちに伸びるの?
なら損切して付いていかなきゃ!

このように、負けをすぐ取り返そうとして目先の動きに惑わされてしまいます。
※当然、その選択が最初からの想定内(戦略通り)で、結果として正しい場合も多々あるとは思いますし、ドテンと含めて1セットでトレードを構築するという考えは、悪くないと思います。ですが、今回は悪い例について書いていこうと思います・・・。

あっ!また逆なの!?
損切しないと・・・もーイライラする。

こうやって、また逆に相場が動いて損切になるのを『往復ビンタ』と呼びます。これはかなり辛いですね。
全て自分の逆に動くような感覚(誰かに監視されてるような感覚)になり、もう精神が崩壊していきますよね。
こうなるともう手遅れで、気付いたときには大損しています。自分のルールや相場の優位性といった考えはどこかに消えていってしまい、『早く取り返したい』の思いだけで行動してしまいます。

ドテンはナンピンと同じように、一連のトレードの中で全てを失うリスクがあるんです。

私、怖いことしてたんだ・・・

ドテンを正しく利用するには明確なルールが必要ですので、それについて次で解説していこうと思います。
ドテンをする時の注意事項
上記でドテンの危険性がお分かり頂けたかと思いますが、ドテンは有効に使えばとても魅力的な戦略だとも思います。

うまく使えるようになりたい!

では、まず最低条件として以下を明確に決めて、ルール化してください。
- ドテンする時のロット
- そのときの損切幅(損切額)
- ドテンして更に負けた場合の対応(ドテンしてもいい回数)
※熱くなり、すぐに取り返そうとハイロットで連射する・・・崩壊ですよね。

怒りのスイッチが入ったら、もうダメってことね。

それは絶対に避けるべきです。
なので、ドテンは(できれば)1回までとした方が良いと思います。これは精神的にもです。

それで、どういう時にドテンしてもいいの?

少なくとも、相場の方向がはっきりと決まる『根拠』が必要だと思います。
※例えば、重要な節目(ダウ理論の転換点や注目されているレジサポライン)を超えたから、のようなものです。

1発目のトレードから、
ドテンの戦略も想定しておくのが良さそうね!

どこでどうなったらドテンするのか、
具体的に戦略を考えておくのは大事(というか必須)だと思います。
※繰り返しますが、ドテンには大きなリスクが伴います。
まとめ
- ドテンは有効な手段ではあるが、明確なルールと具体的な戦略がないと危険(往復ビンタで怒りのスイッチが入るとアウト)
- ルールを守れなければ大損に繋がるリスクがあるので、おすすめはしない
冒頭でも書きましたが・・・
★兼業トレーダーが勝つには、少し独特な考え方が必要です。
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