【損小利大は必要？】FXで利益を伸ばすことは正しいの？

FXを学んでいくと必ずと言っていいほど、損小利大やリスクリワードという言葉を耳にします。

これらの要素はトレードで非常に重要になってくるものですが、みなさんは具体的に意識して（ルール化などして）実践しているでしょうか。

意識はしているけど、いざ含み益になるとチキン利食いをしてしまい、なかなか利益を伸ばすことが難しいと感じている方は多いと思います。

 

そもそも無理をしない

まず、トレードにおいて損小利大は難しいということは証明されていますよね。

有名な「プロスペクト理論」というやつです。

 

このプロスペクト理論ですが、知らないという方は検索すればすぐに出てきます。

理論と聞くとなんだか難しそうですが、簡単に言うと「人は損失を認めにくく、利益はすぐに確定させたい」と思う気持ちのことです。

 

つまりFXにおいては、含み損はギリギリまで耐えれるのに含み益は我慢できずに利確してしまうというものです。

 

このように書いてみると簡単そうなのですが、実際のところ、これが非常に難しいです。

やはり人間の本能に背くことになるので、簡単には克服することができないんですね。

 

損小利大が無理なら、自分の性格にマッチしたトレードスタイルを確立させればいいだけです。

検証を重ねた上で、その考え方・手法に優位性があればトレードでは十分に勝てます。

 

基礎の考え方としては大事ですが、一般論はあくまで一般論なので、必ず「その通り」にやる必要はありません。

頭を柔軟にして、自分の性格に合ったやり方を考えていく方が良いと思います。

 

例えば、損大利小（リスクリワード＝2:1）であっても、勝率が良ければ勝ち続けることはできますよね。

詳しく知りたければ、バルサラの破産確率表というの調べてみてください。トレードの勝率とリスクリワードの参考になると思います。

 

しかしながら、どんなルール（トレードスタイル）にしても、そのルールは絶対に守らなければいけません。

 

利益を伸ばしたいなら・・・

先ほど、損小利大とリスクリワードに拘る必要はないと書きました。

ですが、それでも「利益を伸ばせるようになりたい」という方は、正直なところ訓練しかありません。

ただし、その場合は闇雲に利益を伸ばすのではなく利益に対する考え方を切り替える必要があります。

 

 

ある程度の利益が乗れば、損切を建値にしてマイナスが無いようにするのもOKです。

しかし、10～20pipsくらいではすぐに建値決済に掛かってしまうので注意してください。

 

また、利益を伸ばし続けるといっても当然どこかで利確しないといけないので、例えば自分の満足するpipsを事前に設定してそのポイントまでホールドしてください。

途中、プロスペクト理論によって何度も利確したくなると思いますが、気合いで我慢です。

 

これをやると、少し残念ですがほとんどの場合は上手く利益は伸びないと思います。

基本的に、チャートはレンジの方が多いからです。

 

しかし、いざトレンドが出て相場が伸びた時には十分な利幅を獲得できているはずです。

 

この練習は一例ですが、利益を伸ばしたいという方は試してみる価値はあると思います。

他にも、技術的ですがロット管理（分割決済）による利益の最大化も可能ですが、また別の記事で書いてみたいと思います。

 

まとめ

• 損小利大にこだわる必要はなく、自分にあったスタイルを確立すれば良い
• 利益を伸ばしたいなら、割り切りの練習トレードで成功体験するべき

 

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