FXのトレード手法には、大きく分けると順張りと逆張りがありますよね。
順張りはトレンドフォローとも呼ばれていて、特に長期足のトレンドフォローはトレードの基本として、頻繁に説明されていると思います。
みなさんは、順張りと逆張り、どちら派でしょうか?
★兼業トレーダーが勝つには、少し『独特な思考』が必要だと私は考えていますが、多くの人は『勘違い』をしています。
※微力ですが、トレード履歴も公開しています。
兼業で本気で勝ちたい方、悩んでいる方は是非、後で読んでみてください。
順張りと逆張りの特徴
まず簡単に、この記事での順張りと逆張りの定義について書いてみたいと思います。
- 順張り⇒トレンドフォローであり、押し目買い/戻り売り、ブレイクアウトなどが該当
- 逆張り⇒トレンドとは逆にエントリーすることで、急騰/急落後の反発、レンジの上限/下限ラインでのエントリーが該当
おおよそ、こんなイメージかと思います。時間軸の概念(マルチタイムフレーム分析)については、いったん置いておきます。

これはよく聞くなぁ。



特に初心者は、大きな波(長期足の波)に乗るのが基本であると、教科書やネットにも書かれています。
※長期トレンドに逆張りして、損切できないと大損する可能性が高いですよね。
例えば、
- 5分足⇒下降トレンド
- 1時間足⇒上昇トレンドの押し目
のような場合では、仮に買いポジションの時は5分では逆張り、1時間では順張りとなります。



なんとなく分かったけど、
やっぱり順張りの方が良いの?



必ずしも、そうではありませんよ。
これについて、次で説明します。
※ここでデイトレードとは、1~3時間程度ポジションを保有する短期のトレードであると想定して話を進めていきます。
デイトレでの長期足の危険性
ここでは、デイトレードにおける長期足の危険性について、2つの面から考えてみたいと思います。



どういうこと?



デイトレでは、長期足の方向に順張りするか逆張りするかで、損切に対する考え方が少し変わります。
まず、1つ目から説明してみます。
①長期足に逆張りした場合
⇒当然、損切ができないと大きなトレンドが発生した場合に大損してしまいます。



これは、よくある負けパターン・・・
お祈りモードってやつ!



損切が苦手な初心者は、絶対に避けなければならない状況ですよね。
※上記でも書きましたが、初心者が長期足に逆張りすることは、大損に繋がる可能性が高くなります。
では、その考えについて説明します。
②長期足に順張りした場合
⇒このパターンで大損する時は、短期足は逆張り状況なのに、長期足を言い訳にして損切ラインをずるずると動かしてしまう時です。



確かに、長期の順張り方向だから戻る!
とかいって、含み損が拡大するのを何もせずに見てる時ある・・・



順張り/長期足の方向が正しいという印象ばかりあると、このように損切に支障が出ることがあります。
※これは、デイトレードでは致命傷になる恐れもあります。



なら、短期足が長期足と同じ方向に動いた場合は?



それは理想形でトレードの期待値も高いと思いますが、固執しすぎる(信じすぎる)のは良くないと考えます。
※短期足が逆に動いた時点で、素直な対応(短期足レベルでの損切)をするのが得策かと思います。
デイトレードにおいて、長期足に対して順張り/逆張りを考えることはダメではありませんが、それよりも自分のトレード時間軸での動きに適切に対応することが重要だと思います。
順張りだけが正解ではない
上記で書いたように、デイトレでは短期的な動きが重要なので、長期足の方向に対して順張り/逆張りを深くこだわる必要はないと思います。
※長期足の方向に未練を残すと、大損する恐れが高まります。



じゃあ極端な話、デイトレでは長期足は見なくても良いの?



トレードの判断に迷う(損切が遅れる)なら、見ない方がマシだと思いますね。
※損切は短期足で、利確は長期足で、というのは良い考え方かと思います。
いずれにせよ、デイトレードでは『獲る幅(狙う波のサイズ)』にもよりますが、長期足に対して順張りでも逆張りでも十分に戦えます。
どちらが良い/悪いはなく、自分のトレードスタイルに合わせて自由に選択するのが良いと思います。
※もちろん、どちらの場合でも損切に対するルールは決めておく必要があります。
まとめ
- デイトレードでは、長期足の方向に深くこだわる必要はなく、順張りでも逆張りでもOK(値動きに付いていくことが鉄則)
- 長期足を考慮するのはダメではないが、損切は短期足レベルで行うのが得策
冒頭でも書きましたが・・・
★兼業トレーダーが勝つには、少し独特な考え方が必要です。
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