この記事は、NY時間のデイトレードに限定した解説記事です。
今回は、記念すべき第1弾として、その中でも王道といわれる順張りトレードについて解説してみました。
順張りの定義は、あくまで5分足レベルで考えたときのものです。
なお、その他のトレード記事は下のリンクから見れますので、興味がある方は後で読んでみてください!
トレード準備
トレード解説の前に、トレード条件と環境認識の方法について整理しておきます。
なお、他のトレード解説記事も同様の記載ですのでご容赦願います。
当ブログ内の他のトレード解説記事をご覧になったことがある方は、チャートが掲載されたページ(←click)まで読み飛ばして頂いて構いません!
トレード条件
では、まずはトレード条件を整理してみます。
- トレード時間:NY時間の午前中 ⇒ 厳密ではなく、日本時間の21~24時あたり。
- 通貨ペア:ポンド円 ⇒ ボラティリティも大きく短期トレンドでも十分に利益が狙える。また、テクニカル分析が効きやすい。
- トレード時間足:5分足 ⇒ 短時間のデイトレードでは効率的な時間足。
- インジケータ:20EMA、MTF-MA(1時間足の20EMA) ⇒ 5分足の波に乗ることが短時間のデイトレードでは最も効率的。
- サポート/レジスタンス:主に1時間足の高安値+鉄板ライン ⇒ レートの反転場所、行先の目途を付けておく上で必要となるライン。
このような感じです。
中でも重要なのが、この鉄板ラインです。
これは私が勝手にそう呼んでいるラインですが、NY時間のデイトレードで最重要となるラインです。
環境認識の方法
トレードを行う前に必ず行うのが環境認識です。
ここでは、毎回同様に次のことを確認します(ここも他の解説記事と重複しますが、大事なのでご容赦願います)。
①当日の目線(トレンド or レンジ)
②鉄板ラインとの位置関係
③サポート/レジスタンスとチャートの位置関係(長期足の直近高安)
環境認識って、トレード前の儀式みたいなものだよね?
そうですね、トレード前には必ず行うよう習慣付けておきましょう!
では、実際のチャートでトレード解説を行っていきます。
トレード解説
トレードの前には必ず環境認識を行う必要があります。
環境認識
【2021年1月4日 ポンド円5分足】
①当日の目線
⇒ ロンドン時間まではMTF-MAの上で推移していたチャートが下落に転じ、戻り売りが成功した形で更に下げてきています。
よって、直近の目線は下で問題ないでしょう。
明らかに下落トレンドですね。
②鉄板ライン(ライン①~③)との位置関係
⇒ 東京時間からライン①はなんども意識され、ロンドン時間に入り下へブレイクしている。
その後、ライン①で抑えられ、NY時間でライン②もブレイクしている状況です。
なお、このラインは「線ではなく帯」のイメージで見て頂けると良いかと思います。
③サポレジ(長期足)との位置関係
⇒ この長期足チャートは割愛しますが、この付近に強力な長期足高安はありません。
これで環境認識が完了です。
環境認識と聞くと、難しく分析することを考える方も多いかと思いますが、この程度で問題ありません。
複雑ではなくシンプルに考えることが大事です!
では、続いてこれを基にトレード戦略を立てます。
トレード戦略(エントリー&エグジット)
上記で環境認識が出来ましたが、これだけではトレードでは勝ちきれません。
特にデイトレードでは、戦略が非常に重要だからです。
戦略は各個人によって自由ですので、「何が正解」というのはありませんが、私ならこう組み立てるというのを以下に書いてみました。
みなさんも、一度考えてみてください!
では、まずは心理から考えてみましょう。
~ 心理 ~
① 明らかな下落相場なので、素直に順張りで売りたい。
② ライン②が何度も意識されており、そこをブレイクしているので、次のライン③まで積極的に攻めたい。ここで、ライン①~③はそれぞれサポレジ&ターゲットプライスと考えて頂ければ結構です。
③ しかし、損切ライン(直近の高値)まで少し遠いので、戻りを待ちたい。一方で、機会損失も正直怖い。
このような心理です。
よって、まずエントリーを2分割にすることを考えます。
順張りでの分割エントリーは非常に有効なので、オーソドックスにこの戦略で考えていきます。
このケースでは機会損失が怖いので、ほんの少し戻したとこで1発売り、更に戻して本命のライン②まで戻したとこでもう1発売ります。
2ポジションとも損切は同じ場所(直近高値の少し上)で、利確のターゲットは次のライン③とします。
私なんかチキンなので、ある程度利益が乗りターゲットに近くなれば決済してしまうことは多いです。
また今回は2ポジ保有なので、片方は決済してもう片方を伸ばす、というような戦略もありです。
以下、実際のチャートです。
少し戻したあと、ライン②で見事に反発して(戻り売りが成功して)、落ちています。
また、反発したレートは次のライン③までしっかりと到達しています。まるで引き寄せられるようです。
今回は解説のために綺麗なチャートを選定しましたが、この鉄板ラインの傾向は他でも頻繁に見られます。
反発するゾーンだけでなく目的地の目安が分かるので安心してトレードができるようになります(リスクリワードも非常に考えやすいです)。
このような感じで、この鉄板ラインを使い環境認識しトレード戦略を組み立てるとチャートがとてもシンプルに見えるので、是非オススメです!
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