こんんちは。
兼業トレーダーのひろとっちゃです。
みなさんは、日頃のトレードの中でナンピンを定常的に使用しているでしょうか。
ナンピンと聞くとなんだか危ないイメージがありますが、実は使い方次第では非常に強力な武器になります。
ですが、使い方を間違えると必ず大損に繋がるトレード手法ですので「諸刃の剣」とも言えます。
私もそうですが、おそらく多くの方がナンピンで「痛い目にあった」、またはナンピンで「難を逃れた」という経験はあるのではないでしょうか。
そんなナンピンを上手く使いこなして、トレードを有利に進めたいという方もたくさんいると思います。
ナンピンのメリットとデメリット
まずナンピンについて理解するために、メリットとデメリットを整理してみます。
みなさんも一緒におさらいしてみましょう。
【メリット】
- 当然ですが、保有ポジションの平均レートが有利になるので、含み損を埋めやすくなる。なんとかして±0でトレードを終えたい(逃げたい)ときに、リスクをとって短期間でチャラ逃げができる可能性が上がります。
- ポジション数(ロット数)が通常よりも多くなるので、利益方向にチャートが伸びれば大きな利益が狙える。これも、保有し続けられるかどうかという話はありますが、理想論として上手くいったときは爆益になります。
言うまでもなく、メリットについてはこの2点が主になってきます。
上手く使いこなせれば効果絶大ですよね。
これはよく書かれたりしてるから知ってるよ!
では続いて、デメリットについてです。
これも、いわばメリットの逆なので簡単に整理してみます。
【デメリット】
- 通常よりもロット数が大きいので、負けたときの損失は大きい。これも当然ですが、思惑通りにチャートが動かなければ大負けしてしまいます。
- 慣れない金額で証拠金が増減するので、金額に踊らされて冷静な判断ができなくなる。結果、メンタルが崩壊して損切が遅れて大損してしまう。ポジション数が多くなり管理が複雑になるのも、メンタルが崩壊する原因になります。
デイトレードで大負けする時は大体ナンピンしてる時だから、ナンピンが大損に繋がるのは間違いないよね。
その通りですね。
私もナンピンで何度も痛い目に会いました・・・
纏めてみると、当然ですがナンピンにはメリットとデメリットがあります。
よって、ナンピンの恩恵を受けるには、しっかりとリスク管理ができるトレードルールが必要ということになります。
ナンピンの注意事項
続いて、ナンピンの注意事項について書いてみます。
ここでは兼業トレーダーの方の多くがトレードしているニューヨーク時間(NY時間)でナンピンする場合で考えてみたいと思います。
先ほどリスク管理のためにルールを守ることは重要だと書きましたが、もう少し具体的に対策を書いてみたいと思います。
もうナンピンで大損したくない・・・
解決策を教えてよ!!
まず、NY時間はボラティリティが大きく、いくら長期足(1時間足や4時間足)に順張りしていてもトレンド転換して逆方向に大きく伸びることが普通にあります。
おそらく、長期足にバイアス(先入観)が掛かってナンピンを繰り返して、運悪く相場が転換したときが最も大きく負けるときではないでしょうか。
それすごく分かる!
長期足に対してトレンドフォローしてるから、戻ってくると思ってポジションを切るに切れないんだよなぁ。
含み損的にはもう損切しないといけないのに、長期足のバイアスのせいで判断が困惑してしまいますよね。
しかし、FXはそんな弱い心を許してはくれません・・・
特に、ボラティリティが大きいNY時間なら尚更です。
ナンピンするとロットが大きくなるので資金を守るための損切は必須なのですが、迷ってるうちに遥か彼方へもっていかれ、諦め(お祈り)モードでロスカットを待つだけの状態になってしまいます。
こうなったら、もうオシマイだよね・・・
ですので、基礎的な話にはなりますがナンピンした場合は必ず逆指値を置きましょう!
かなり基本的なことですが、許容できる損失でそのトレードを一旦終わらせることが大事です。
当然ナンピンして負けたときは損失が大きいので、頭に血が上りメンタルは危うい状態になっていると思います。
なので、熱くなった頭を一度リセットする必要があるということです。
たしかに、大きな損失を確定させたくない、まだ戻るかもしれないという気持ちは分かります。
そういった経験も過去、たくさんあったかもしれません。
ですが、それ以上に取り返しのつかない大きな損失を出してしまった経験もあるのではないでしょうか。
うー、なにも言えない・・・
なんか薄い期待しちゃうんだよね。
そういう時は、このように考えてみてください。
おそらく、冷静に考えれば殆どできないと思います。
もしもトレードルール的にチャンスであれば、再度冷静にエントリーすればいいだけなのです。
ここでスプレッドが勿体ないという意見はあるとは思いますが、狼狽した状態でポジションを保有するデメリットとスプレッド分の損を比べれば、どちらが賢明な判断かは明らかだと思います。
要するに、とにかく頭を冷やすことを優先させる必要があります。
そのために、まずはマーケットから出ることを意識した方がよいです。
繰り返しですが、値動きの荒いNY時間でナンピンをした場合、一瞬の躊躇(損切遅れ)で大損に繋がります。
ですので、特にナンピンした際は許容損失額内で逆指値を置くことをおすすめします。
一方で、ボラティリティが大きいので損切してもチャンスはまた訪れるときが多いです。
よって、いったん潔くノーポジにして冷静になるということを心掛けた方がその後のトレードにも良い影響を与えると思います。
ナンピンのコツ
これまで、ナンピンの危険性と対策について書いてきました。
ここでは最後に、ナンピンするコツについて案を書いてみたいと思います。(これもNY時間を例に進めていきます)
そうだよね!
具体的にどうやってナンピンを使えばいいか教えて欲しい!
これは、NY時間の特徴である「ストップ狩り」を利用するという方法です。
つまり、損切場所でナンピンをするということです。
これは経験が多いかと思いますが、自分が損切したところから相場が当初のエントリー方向に伸びていったなんてことはないでしょうか。
損切場所は人それぞれではありますが、特に教科書的な損切場所がナンピン場所として有効と言えます。
そこが最も狙われやすいポイントだからです。
トレンドならダウ理論の転換点、レンジならブレイクラインがナンピンに有効な場所ということになります。
そこを抜けたらチャートの目線が変わるという場所で、ナンピンするのが良いと思います。
もちろん、抜けたら必ず損切は必要です。
確かに、これなら損切付近でナンピンだから損切できれば大負けはないよね!
逆指値を置いておけばいいよね!
これはあくまで損切ができるという大前提ですが、ナンピン分のポジションを損切してもその損は小さいので、少しロットを上げてナンピンするという選択もアリです。
成功した場合の恩恵がとても大きくなります。
このように、上手くリスク管理をすればナンピンのメリットを十分に活かすことができます。
ナンピンを手法に取り入れている方、今後取り入れていきたいという方は参考にしてみてください。
まとめ
- NY時間でのナンピンは一瞬の躊躇(損切遅れ)で大損に繋がるので、許容損失額内で逆指値を置いた方が賢明。
- 大衆の損切ラインでナンピンするなど、上手くリスクを管理すれば恩恵を十分に受けることができる。
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